初めての自転車キャンプツーリング!

10/30~11/1の3日間、初めて自転車にテントを積んでキャンプツーリングに行ってきました~!

2日目の小菅町長作公園で

●日程
2019/10/30(水)~11/1(金)2泊3日

●コース
1日目 自宅(練馬区田柄)~富士街道~小金井公園~府中~関戸橋(多摩川)~多摩センター通り~町田街道~町田市立大地沢青少年センター(泊)
ルートラボ  https://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=85e451c854e46cebb03eb50b1afcea4e


2日目 大地沢青少年センター~津久井湖~相模湖~上野原~鶴峠~小菅町~奥多摩湖~奥多摩周遊道路~山のふるさと村キャンプ場(泊)
ルートラボ  https://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=f359f7485aba6c307adcc0741ef4f3b1

3日目 山のふるさと村キャンプ場~小河内ダム~青梅~瑞穂~所沢~東所沢~新座~大泉学園~自宅(練馬区田柄)
ルートラボ  https://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=665649ec90fa65cdd4f4481e7d687876

●自転車・バッグ
ラバネロ・アドベンチャーバイク(高村製作所内呼称「ダボ付きシクロクロス」)
パニアバッグ:オルトリープ バックローラーシティ
フロントバッグ:Altura Dryline 2 バーバッグ

●キャンプグッズ
テント:ノルディスク テレマーク2 LW
寝袋:マウンテンハードウェアー ハイパーラミナスパーク
スリーピングマット:サーマレスト Zライトソル S
ストーブ: SOTO Windmaster SOD-310

自宅を出発する前に。朝10時過ぎというユルさ。

●1日目
今回のキャンプツーリングは、これまでテント泊の登山をしているしサイクリングは日帰りで行ってるので、「荷物が積める自転車さえあればキャンプグッズ類を買い足さなくても行けるね!」ってことで、ラバネロの高村さんに荷物を積める自転車をオーダーしました。
自転車は4月に出来上がっていたんだけど、痛めていた膝がやっとよくなってきたので、とうとう今回実現にこぎつけられたわけです。
やっと行けるので、超ワクワクでスタートしたのはいいんだけど・・・

自宅から走り始めると、合計15kgの荷物を積んだ自転車の重さのことよりも、大きな荷物を積んでふだんの道を走る違和感が気になって仕方がなくて、なんとなく気恥ずかしいような、場違いのような・・・
小金井公園を過ぎ、府中を過ぎて、多摩川にかかる関戸橋を渡るころになって、やっと気恥ずかしさが薄れて周りになじんだ気がしてきました。

関戸橋を渡る

多摩センター通りに入ってお腹が空いたのでファミマでお弁当を暖めてもらって近くの公園で食べました。

公園でお弁当を食べるのも久しぶり。

ここで気づいたんだけど、自転車のキャンプツーリングがテント泊のハイキングと違うのはコンビニやスーパーで食べ物を調達できること。
テント泊のハイキングではランチも行動食も最初からザックに入れて持ち歩いているものしか食べられない。
でも、サイクリングだと途中で調達しながら行動できるから最初から持っている必要がない。てことはハイキングより荷物を軽くできるということ。
そうだったんだ。

多摩センター通りの紅葉が始まったばかりのイチョウ並木。

突き当りを右折して町田街道へ。
道がせまいのにダンプが多くて走りにくい。
そうこうするうち左折して「青少年センター入り口」の看板を右折すると上りが始まってしばらくすると到着。
到着は14:30。
恥ずかしいことに施設入り口の段差で自転車ごとこけてしまう。
この転倒で45年前に買って大事に使っているエバニューのチロルコッヘルがへこんでしまった。後でわかって超落ち込む。
ハイキングではザックの中身が損傷することはほとんどないのに、サイクリングでは初回からこれか~。
気をつけなければ。

青少年センター入り口の看板

大地沢青少年センター

大地沢青少年センターの前にある昔懐かしいポスト
このすぐ横でこけました

この後自転車は駐車場へ移動。
この日は8か所あるテントサイトに利用者はぼく一人だけ。

この施設は当日に電話で予約して予約OKだったのでとてもありがたい。
受付を済ませると、うれしいことにテントサイトの利用料金がなんと410円。
うれしくないこともあって、なんとテントサイトに自転車を置いてはいけなくて、坂を何百mも下がった駐車場に置かなければいけないこと。
カギをかけるとはいえ誰でも車で来られる駐車場に高級な自転車を置く危険をまったく理解できていない。
それから、テントサイトではガスといえども火を扱えないルールなので、少し下がったところにある炊事場に行かななければならないのがちょっと不便。
公営だからいろいろあるけど、410円だからしょうがないか。
(でも、あとでスタッフの人がわざわざテントサイトまで来てくれて、「樋口様、テントサイトに置いていいです。」と言ってくれました。感謝しないとだね~)

テントサイトに着いたら、いつものように、
・プロテインシェイク
・ストレッチ
・夕食(アルファ米の白米、フリーズドライのカレー他)
・足と腰のアロママッサージ
を済ませて20:00就寝( 「日記書き」は疲れたのでスキップ)。
でも、SUUNTOのウォッチを持ってきてないしスマホはなるべく使いたくないので、アラームがなくて寝過ごすのが心配で夜中に何度も起きていたら結局起床は予定より45分遅れの5:30AM。
2日目のスタートは予定の7:00AMから遅れて7:25AMになってしまいました。

●2日目
起床が遅れたのであわてて準備をして(テントサイトでは出発準備を急いでばかりなんだけど)、2日目スタート!
ところが、すぐにとんでもない上りが・・・
城山湖への上りはコンクリートに丸いくぼみがついた20%はゆうに超えていそうなすごい上り。いつものロードバイクだったらガッツ入れて気合のダンシングで「うりゃあ~!」と上るところだけど、15kgの荷物を積んでいるのでここはすぐにあきらめて、「押し」でした~

朝の城山湖

自転車を置いて上った先にある航空神社

津久井湖は流木でたいへん

相模湖の近くの道は先日の台風の影響で通行止め

この通り地図は見やすいです

今回はbryton Rider 450にルートラボで作ったルートのgpxファイルをダウンロードしてナビにしました。
(ところで、来年3月でルートラボが終了するらしい。ルートラボがなくなると困ります。有料会員でもいいから使いたいのに。誰かルートラボの代わりになるツールを教えてほしい。)
これが意外に当たりでわかりやすくて迷わない。
たまにルートの矢印が出なくなったり、表示が変になることもあるけど実害はない程度です。
このサイクルコンピュータはルートナビを期待してなかったのでうれしい誤算。
今回のキャンプツーリング中(前回の日光サイクリングでも大活躍でしたが)頼りっぱなしでした~

城山湖、通学の高校生がいっぱいの津久井湖、相模湖を過ぎて20号の上野原から県道33号上野原あきる野線に入ります。
上野原のウェルシアでおにぎりを買ってたら、1歳半の男の子がぼくのカッコが気に入ったらしく離れない。お母さんも無理には引き離せなくてどこに行くんですか~とか話しかけてくれて楽しいひと時。
ここからは、昨日と違って田舎道の楽しいサイクリングです。

ここから左折して県道18号上野原丹波山線に入ります

渓流沿いの県道18号
この辺から小菅村
小菅村長作公園。天国みたいでしょ~?

ランチ

ランチその2

鶴峠への上りの13.8%はツライ。
鶴峠

小菅橋。土嚢積みの作業中。
こうした工事はいたるところでやってました。

鶴峠を下って小菅村の中心部を右折するとすぐに今日の目的地、奥多摩湖です。
紅葉はこれからですが、ところどころで紅葉が始まってます。

こんなところも

みとう橋。これを渡って奥多摩周遊道路へ。

奥多摩周遊道路スタート

着いた~
山のふるさと村キャンプ場だ~

山のふるさと村キャンプ場に着いた~
と思ったら、「キャンプ場受付けはこの先」と看板が出ている。
「この先」はいいんだけど、10%を超える上りがずっと続いている。本当にこの先なの~?人の気配がなくて不安。
でも行くしかないので上っていくと、駐車場をいくつか過ぎても何もない。
さらに上ると、やっとキャンプの係らしき人がいてホッとして自転車を止めて聞いてみると(ずっと12~13%の上りなので15kgの荷物を積んでると自転車を止めるのも大変なんですけど)、「受付けはこの上だから」と言われる。
この上のどこよ~!
やっと受付けの建物に到着。14:40。
ところが2日続けてあの悲劇がぼくを襲う・・・
「自転車は駐車場に止めてくださいね。」
え~!さっき通ったあそこに~⁉サラッと言うね~
「でも、分解してテントに入れれば大丈夫ですけど。」
ぼくのテントは山岳用の軽量テントなので寝るのがやっとの大きさ。
分解は簡単なんですけど、テントが小さくて中には入れられないんですと説明すると、
「~さん、自転車は分解すれば テントに入れなくても いいですか?」
と他のスタッフに聞いている。
「ああ、分解すれば大丈夫だよ!」
やった~!分解だけで大丈夫なの?
よかった~!
そうか、分解すれば自転車の部品に過ぎないから自転車ではない。だから駐車場でなくていいということなのかも。ということは、前日も「分解しますからテントサイトに置いていいですか?」と聞けばすんなりOKだったかもしれない。
そうか、「お金がないのが問題ではない。アイデアがないのが問題なのだ」とはこのことか。

延々上ってやっと着いたテントサイトにテント設営。まだ自転車は分解前。

分解してこんな感じにベンチに立てかける

でも、いい情報もあってテントサイト使用料金がなんと200円!
昨日最安値だったのに、わずか1日で最安値を更新!
悪いことがあればいいこともあるじゃんね~
じゃないか。
結局自転車はテントサイトにしか置いてないんだからいいことばかりだ。
いいことがある。ますますよくなる。きっとよくなる。必ずよくなる。
う~ん、まさにその通りだ。

テントサイトの隣の炊事場

テントの中ではこんな感じで寝ています。
ヘッドランプは必需品。

いつものルーチンを済ませて20:00就寝。
次の日は奥多摩周遊道路のゲートが9:00オープンなので、それ以降しかテントサイトを出られない。
不便だけど朝が遅いので気が楽だ~。

3日目
空が明るくなって6:30頃目が覚める。登山でテントで起きるときはこんなに遅く起きることはないので、なんとなく悪いことをしているような罪の意識がある。
そんなことより、今日はむちゃくちゃいい天気!
寝ているときに寒かったからそれだけのことはある。

テントの足元部分。結露の水分で濡れてインナーテントとアウターテントがくっついている。
テント内の通気をよくすれば解消するけど、通気をドンドンよくしていけばテントの中が寒くなっちゃうので結局はそのバランスなんだよね。

炊事場
山のふるさと村から奥多摩周遊道路へ
朝の奥多摩周遊道路
みとう橋
小河内ダム
青梅の近くで

奥多摩周遊道路から青梅街道に出て、小河内ダムを過ぎるとドンドン下る。
30年前にロードの練習でよく来た、なつかしい古里(こり)のT字路を右折して吉野街道へ。
マウンテンバイクに乗ったイナーメのジャージらしきサイクリストに「お~!」と声をかけられ、少しいい気分。
ところで、今回は平日なのもあってかほとんどサイクリストには会わなかった。
瑞穂町に出る道が少し混んでいて、しばらく行くと東所沢からいつもの練習コースに入る。

青梅から瑞穂町へ

ヤマザキデイリーに入ると、品ぞろえが充実していてビックリ!買いたい(食べたい)ものがたくさんあって迷う。おにぎりと蒸しパンを買って柳瀬川の河原のベンチで食べる。
帰りにラバネロに寄って高村さんに初キャンプツーリングの報告と感謝を伝えて、パクさんにリアディレーラーの不調を直してもらってから帰宅。
パクさんに「樋口さん、もしかして転びませんでしたか?」と聞かれてドキッ!
優秀なメカニックに隠しごとはできない。
初めてのキャンプツーリングはこうして終了。
自転車でテントもやっぱ楽しい~!

いつものサイクリングコースに戻る。清瀬の柳瀬川近く。
自宅に到着~!

●後日談
次の日に荷物を積んでいないクロモリロードで父の特養まで行こうと走り出すと、自転車が羽根のように軽くてガンガン進む!
あんまり調子がいいのでダンシングで調子に乗っていたらヘルメットにつけていたサングラスを落としてしまったほど。
乗っているクロモリロードはうちにいくつかある中で、峠には行きたくないぐらい重いクロモリフレームで、それが羽根のように軽いとはどういうことなのか。
「オレって強いかも⁉」
とうれしくなってしまいました。

●教訓
(1)15kgの荷物を積んで近くを走るのはちょっと気恥ずかしい。
(2) bryton Rider 450 のルートナビは十分使える。
(3)公営のキャンプ場で自転車をキャンプサイトには置けませんと言われたら、「分解すれば置いてもいいですか?」と聞いてみる。
(4)15kgの荷物を積むと上りの傾斜は13.8%程度が限界。
(5)15kgの荷物を積んで 3日間走るのはとてもいいトレーニング。その後は生まれ変わったかと思うぐらい速く走れる。

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